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自立課題とは??

 自閉症スペクトラムのお子さんたちによくみられる“こだわり”の一つとして家具など家の中の物がいつもと違う場所に置いてあると元の場所に戻す行為があります。

 自立課題の原理原則もそれと同じです。彼らが持っている“こだわり”を逆手にとって作成してあります。

 ですから他の人から見れば“課題をこなしている”ように見えても本人からするとそれは元の位置に戻している感覚なのです。

 自立課題は“一目で何をどうすればよいか分かること”と“終わりが明確であること”の2点を押さえていればであればどのような素材や様式でも良いものとしています。

 そして、一人ひとりの得意な自立課題を手段として

・褒められるコミュニケーションの機会を増やす

・卒業後の作業や仕事のスタイルを確立する

・見通し(未来に対するイメージ)を明確に持ち、

 安心感につながる

といったことを目的としています。

『職員は自立課題を作成するときに一人ひとりの子どもの顔を思い浮かべながら作っています。それは作成開始時点からすでに子どもとのコミュニケーションが始まっていることを示しています。初めて子どもが取り組んでくれた時はうれしくて自然と褒め言葉が出てきてしまいます。

自立課題に取り組む前の状態

自立課題に取り組んだ後の状態

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